法学部生に限らず,公務員を目指している人は多いと思います。
昨今はコロナウィルスが経済にも影響を及ぼしつつあり,民間の就職戦線は厳しくなると予想されます。
このような状況ですと景気に左右されにくい公務員の人気はますます上昇します。
できるだけ早めに対策をスタートさせて,ライバルに差をつけたいですよね。
ただ,そうはいっても公務員試験の勉強の仕方や,なにから始めればいいのかがわからない,という人も多いと思います。
大学には「公務員試験」という正規の講義はないですしね。
まずは公務員試験の情報収集!
公務員試験に限らず,ほかの資格試験でも情報収集が重要です!
情報収集ですでに決着がついているといっても過言ではないと思っています。
理由は単純です。
試験は合格することに目標が設定されており,それ以外の教養の深さや人格などは問われていません。
とにかく点数勝負です。
(もちろん面接段階は別ですよ)
乱暴に言ってしまえば,試験に出るところだけを勉強して,試験に出ないところは無視する,それがたとえ学問の体系として重要であったとしても点数にはつながらないのであればスルーする,という戦略が一番効率的です。
(もちろん大学の講義や定期試験は別の話です。公務員試験に合格するという点にのみ焦点を当てた場合の話です)
その戦略を立てるために,まずは情報収集が必要なのです。
大量の時間を割いて一生懸命に勉強した分野がほとんど出題されないことが後から判明して愕然とする,なんてことは避けたいですよね。
公務員試験の情報はどこから集める?
情報収集の重要なのは上記の通りですが,ではどうやって情報を集めるのかが次の問題ですよね。
先輩やOB・OGに聞く
もし気軽に聞ける先輩やOB・OGがいるなら,その人に尋ねてみるのが一番手っ取り早いです。
その人が公務員試験を勉強中,もしくは,すでに合格して公務員として働いている,というのなら是非いろいろ聞いてみてください。
この方法のデメリットをあげるとすれば,話の内容が個人的な体験に基づくため,どうしても自分に合わない,汎用性がないものになってしまう可能性があるという点です。
先輩・OBOGに聞くメリット
手軽
細かい話までつっこんで聞くことができる
先輩・OBOGに聞くデメリット
個人的な体験に基づくため
内容が偏る
一般性・汎用性に欠ける
方法論が自分に合わない可能性がある
大学の課外講座等のガイダンスを利用する
各大学には「公務員対策講座」的な課外講座が置かれていることが多いのではないでしょうか。
開催主体は大学生協であったり,大学の就職課などの部署であったりとさまざまだと思います。
無料の相談会やガイダンスが開かれていると思いますので,そこに参加してみるとよいでしょう。
大学独自の講座を開設している場合もありますが,公務員試験予備校などと提携して,その予備校から講師が派遣されてくるパターンが多いと思われます。
ただ,こういった相談会やガイダンスは大人数を相手に開かれることが多いですから,細かな質問や気になっている点をつっこんで聞きにくいというデメリットもあります。
大学の課外講座等のガイダンスを利用するメリット
相談会やガイダンスのみだと無料の場合が多い
大学内で開催されることが多い
大学の課外講座等のガイダンスを利用するデメリット
大人数になることが多いため,細かい話を聞くことができない
予備校の相談会・ガイダンスを利用する
餅は餅屋,やはり試験に関する情報は予備校が一番持っていると思います。
毎年大量の受験生を指導し,試験問題も分析していますから,効率よく合格を目指すのであれば,予備校を利用するという選択肢もアリだと思います。
ただ,大学とのダブルスクールが両立できるのだろうか,どのくらい費用がかかるのかわからない,といった不安もあると思います。
各予備校は無料の相談受付やガイダンスを随時行っています。
まずはそこに参加することで予備校そのものについての疑問や不安も解消できますし,なにより公務員試験の専門家から最新の情報を入手することができます。
相談会やガイダンス後に強い勧誘を受けることはほとんどないと思いますので,その点は安心してよいと思います。
(強引な勧誘をするような予備校はそもそも業界で生き残っていけません。いまはSNSなどもあり,悪評はあっという間に広がりますからね)
参考までに3つほど紹介します。
LEC東京リーガルマインド
まずはLEC。大手の資格試験予備校ですね。
こちらのリンクには公務員試験のイロハやお試し問題なども載っていますので,是非参考にしてみてください。
こちらのリンクからは受験相談・受講相談ができるようになっています。
実際に校舎にいって相談することもできますし,電話やメールでの相談もできます。
自宅や大学とLECが離れているときには,電話・メールで相談できるので助かりますね。
講座の受講も通学だけでなく通信講座ももちろん豊富にあります。
伊藤塾
次は伊藤塾。こちらも大手の資格試験予備校ですね。
塾長の伊藤真さん(弁護士)はもともと上記のLECで講師をしており,その後,独立したそうです。
伊藤真試験対策講座シリーズは司法試験受験生のみならず,法学部生の定期試験対策のための参考書として人気です(リンク先:Amazon)。
公務員試験に関しては,受講生の「内定率の高さ」をアピールしていますね。
コロナ対策としてもありがたいですし,校舎が遠い場合にも手軽に情報を得られ,ありがたいですよね。
大手ですから,さまざまなオプションがあり,もちろん通信講座も豊富にありますよ。
アガルート
続いて,アガルートです。
司法試験予備校として,近年,勢いのある予備校ですね。
もちろん公務員試験対策も行っています。
- どうやって学習を始めればいいの
- 自分に合った講座がどれなのか分からない
- 学習を続けていけるのか不安がある
- 資格に詳しい人に話を聞いてほしい
こういった悩みに答えてくれるようです。
また,アガルートでは資料請求をした方全員に,有料講座の講義動画と対応するテキスト(1冊)をプレゼントしています。
これはありがたいですよね!資格試験予備校に通ったことがない人が大半でしょうから,お試しの講義動画やテキストを見られるのは助かります。
資料請求はもちろん無料ですので,資料とともにプレゼントももらってみてください。
EYE 公務員試験予備校
最後はEYE。こちらは中堅の公務員試験予備校です。
校舎は東京都内の3ヶ所(水道橋、池袋、渋谷)にあります。
大手ではなく,中堅どころでいろいろと小回りが利くという点を活かし,個々の受講生に対するサポートが手厚く,アットホームな予備校です。
最大の特徴は,完全マンツーマン個別授業が用意されているところ。
なにがなんでも合格をつかみ取りたい人にとっては,講師を独り占めできるマンツーマン個別授業は魅力的ですね。
しかも,相談会も個別で行っているんです!無料で!
無料個別相談は大体一人30分程度をかけてじっくり「受験生が知りたい情報」と「受験生が知っておくべき情報」を親身になって教えてくれます。
個別相談会に参加しても強引な勧誘はないので安心してください。
※他の予備校にすでに通っている場合には無料個別相談会には参加できないので注意してください。
予備校入学前で比較検討している段階なら参加可能ですので安心してください。
オンライン講座も充実しています。
もっとも,EYEの特徴である手厚いサポートを全面的に活用するなら通学の方がよいのかもしれませんね。
公務員試験の面接対策にも力を入れています。
水道橋,池袋,渋谷に校舎があるので,都内であればアクセスは容易ですね。
公務員志望で,上記3校に通いやすい大学(たとえば,青山学院大学,お茶の水女子大学,國學院大学,国士舘大学,上智大学,専修大学,大東文化大学,東洋大学,日本女子大学,法政大学,武蔵大学,明治大学,明治学院大学,立教大学)の学生の皆さんにはおすすめです。
実際,EYEのウェブサイト上の受講生の声をみても,これらの大学の学生の方が多いようです。
同じ大学の学生が通っていて実績があるのなら,安心して通えますね。
まずは無料個別相談に参加するだけでも有益だと思います。
予備校の相談会・ガイダンスを利用するメリット
最新の公務員試験の状況を正確に知ることができる
圧倒的な情報量と分析力
勉強量とスケジュールを知ることができる
予備校の相談会・ガイダンスを利用するデメリット
予備校まで行く場合,大学からも自宅からも遠いと大変
公務員試験のはじめ方のまとめ
まずは情報収集。敵を知るところからです。
また,公務員といっても職種はさまざまです。
そのあたりは下記の記事にまとめてありますので,よかったら読んでみてください。
情報を収集することで,試験勉強を効率的に進められるようになるだけでなく,全然知らなかった職種に出会えて,選択肢が広がることもあると思いますよ。
試験だけでなく,目指す公務員の職種の具体的な職務内容も是非調べてみてください。
ガイダンスや相談会などでも質問すれば教えてもらえると思います。
合格後のイメージを具体的に持つことで,より高いモチベーションを保ちながら勉強にのぞむことができるようになりますよ。