行政書士試験のおすすめの入門書3選

教科書・六法
※アフィリエイト広告を利用しています
スポンサーリンク

法学部生の中には行政書士試験の合格を目指している人も多いと思います。

試験の形式がマークシートと記述式のみなので試験挑戦に対する心理的なハードルが低いのかもしれませんね。
記述式といっても,短文のみなので,長文の「論述式」ではないですよ。

本記事では,これから行政書士試験に向けて勉強を始めようと思っている人向けに,おすすめの入門書を紹介したいと思います。

勉強を始めるうえで,はじめの1冊で重要ですよね!

資格試験については下記の記事もあわせて読んでみてください。


行政書士試験の入門書を読む目的

まずは何でもよいので行政書士試験の範囲を網羅した入門書をとにかく1回通読しましょう

入門書の目的は,本格的な勉強を始める前に全体像をつかむことです。

目的は行政書士試験の全体像の把握ですので,それが達成できる書籍ならなんでもOKです。

この段階でおすすめしたいのは,資格試験予備校が主体となって刊行している入門書です。

行政書士試験の入門書になぜ資格試験予備校のものがよいのか

これに対する回答は明確です。

入門書段階で読者をくじけさせる内容だと,行政書士試験への挑戦,合格をあきらめる人が続出して,そもそも資格試験予備校に入学してくれませんよね。

資格試験予備校としては,入門書そのものの売上よりはやはり予備校に入学して講座を受講してもらいたいはずです。

ですので,予備校が出している入門書にはその予備校が持っている,いかに読みやすく,いかにわかりやすくすればよいのかについてのノウハウが凝縮されています

先ほど述べたように,この段階では「行政書士試験の全体像の把握」が目的ですので,ストレスなく最初から最後まで読み通すことができるということに重点を置くべきです。

行政書士試験の入門書の選び方は?

書店に行っても,Amazonなどのネット書店で検索しても,行政書士試験の入門書って山ほどありますよね

行政書士試験の入門書の選び方(囲み記事)

資格試験予備校(またはそこの講師)が主体となっているものを買う
絶対に読み通せるページ数のものを買う
刊行年が新しいものを買う

資格試験予備校(またはそこの講師)が主体となっているものを買う

これは先ほど述べた理由です。

行政書士試験に興味を持ってもらい,予備校入学への導線にするために,その予備校のわかりやすく伝えるためのノウハウ・エッセンスが凝縮されています

絶対に読み通せるページ数のものを買う

くどいですが,この段階では「行政書士試験の全体像の把握」が目的です。
読みやすいけどページ数が多くて挫折した……とならないように自分が読み通せるページ数のものを選びましょう。

普段あまり読書をしないような人は薄めの本がいいと思いますよ。

刊行年が新しいものを買う

法律系の資格試験全般にいえることですが,法律を対象とした問題が出る以上,法律の改正とは切っても切り離せません

また,新しい重要判例もチェックが必要です。

過去問の出題時には正解だった選択肢が,法改正や新判例によって正解ではなくなってしまうことがあるのです。

ですので,入門書段階においても,できるだけ最新の情報に対応した書籍を選びましょう。

各予備校や通信講座が刊行する本は,年版になっていることが多いです。
古い年度のものを,古本などで購入することはおすすめしません

行政書士試験のおすすめの入門書3選

伊藤塾司法試験の予備校としても有名ですよね。
伊藤塾では司法試験のみならず,法律系の資格試験の講座はおおむね網羅しています。

この本はわかりやすいのはもちろんなのですが,ページ数が256ページと少なく初めての人でも読み通せる分量になっています。

法律系の資格試験や公務員試験に強い予備校が主体となっていますし,その点でも信頼できますね。


Amazonで試し読みできます(2021年版は発売後にならないとできないと思いますが,2020年版は試し読みできます)

テレビCMでもよくみかける通信講座のユーキャンが出している本です。

通信講座を受講しなくてもこの本は購入可能です

ユーキャンは幅広い層をターゲットにして資格試験・検定試験や生涯教育,教養修得を目指す講座を展開しています。

ですので,どのテキストもまったく何も知らない状態の人でも理解できることに重点が置かれています

イラスト図表もふんだんに使われており,視覚的にも理解できる工夫がふんだんに盛り込まれています。

ページ数も224ページと少なく最初の1冊としてはおすすめできます。

また,最新版の刊行が早めなのも受験生にとってはうれしいポイントです(予備校等が出す資格試験対策テキストは年版のものが多いです)。
この本は例年10月刊行,上記の伊藤塾のものや次のTACのものは例年11月刊行のようです。


Amazonで試し読みできます。

TACも老舗の資格試験や公務員試験に強い予備校です。
特に公認会計士や税理士に強いイメージがありますね。

この本は上で紹介した2冊よりもページ数が多いのが特徴です。
428ページもあります。

分厚い本が苦手な人は避けた方がいいかもしれませんね

はじめの1冊を読み通すだけで挫折してしまってはもったいないです。

分厚い本に苦手意識がないのであれば,情報量も豊富ですし,なによりイラスト図表が本当に豊富でサクサク読み進められますので,おすすめですよ。

分厚い本を買うとそれだけで勉強ができるような気持ちになってモチベーションが上がるのは私だけではないはず!

行政書士試験のおすすめの入門書3冊の値段を比べてみると……!?

伊藤塾,ユーキャン,TAC,いずれも実績のある予備校,通信講座の会社です。

ここで上記で紹介した3社が出している価格に注目してみましょう。



そうです……



なんと……



3冊ともすべて1760円!

ページ数もコスト構造も異なるはずなのに。

フルカラー印刷はコストが嵩むはずなのに。

ぜんぶ同じ値段!?

ここで私がはじめに書いたことを思い出してみてください。

資格試験予備校としては,入門書そのものの売上よりはやはり予備校に入学して講座を受講してもらいたいはずです。

なぜこの値段でそろっているのか。
それは,入門書が宣伝・広告の趣旨が強いからではないでしょうか(勝手な推測です。間違っていたらすみません……)

宣伝・広告といえども書籍ですので,購入してもらわなければ意味がない。

またこれから試験を受けるかどうかを考えている人,受けるとは決めかねている人本の値段には敏感でしょう。

だから,他社より高くならないようにしているのではないかと推測しています。

この観点からいっても,宣伝・広告として入門書で各予備校や通信講座は他社と比較してわかりやすさの優位性を示す必要がありますから,自社の持っている「わかりやすさのノウハウ」を凝縮しているはずです。

別にこれらの書籍を読んだからといって,予備校や通信講座の契約を強制されるなんてことはないですから,おいしいところだけをうまく利用させてもらいましょう。

もちろんその後に予備校に入学したり,通信講座を受講すること自体は個々人の勉強スタイルに合わせて選択していけばいいと思います。

本記事で紹介した行政書士試験のおすすめの入門書一覧

おまけ:行政書士のマンガと言えばこちらですよね

法律系マンガについてはこちらの記事にまとめました。