今年の六法(令和5年度版・2023年版)についての雑記

教科書・六法
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今年のデイリー六法・ポケット六法がもうすぐ発売になりますね。

昨年版と比べて両社とも若干変更点があるようなので,簡単にメモしておきます。

編集代表

デイリー六法は2023年版から編集代表が長谷部由紀子先生に変更になりました(2022年版までは大石眞先生)。

長谷部由紀子先生は民事訴訟法の研究者ですね。下記の単著もわかりやすいという声をよく聞きます。

ポケット六法は令和5年版から編集代表に荒木尚志先生が加わりました。佐伯仁志先生と大村敦志先生は昨年版から続投です。

荒木尚志先生は労働法の研究者ですね。体系書も刊行していますね。

価格

値上げの2022年秋は六法も例外ではありませんでした。

両者とも税抜きで100円アップで2000円+税で2200円になりました。

これだけ生活必需品の値上げが騒がれている世の中では,六法の値上げも仕方ないですね。

内容

買い替えるかどうか迷っている人にとって気になるのが内容の変更。つまり法改正の規模感。

大きなところでは,刑法の改正(禁固・懲役→拘禁刑,侮辱罪の法定刑引上げなど),民事訴訟法の改正(民事手続のIT化など),消費者契約法の改正などでしょうか。

刑法の改正はマスコミでも大きく取り上げられましたね。また民事訴訟法の改正は若干の条数の移動があるので,要注意です(しかも学習上もそれなりに参照頻度が高い条文です)。

個人的には買い替え必須かなと思いますが,今後の履修科目などに応じて検討してみてください。