2023年5月発売の気になる法律書(個人的メモ)

教科書・六法
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いつもの備忘録。テキスト類の刊行は少なめだったかな。

実務向け

令和3年改正の解説本です。この形式(ビフォーアフター)は債権法改正からいくつか出ていますが,旧法との比較が明確なので,読みやすいですね。編者に昨年お亡くなりになった潮見先生が入っていますね。

ChatGPTだDXだとAIやITが盛り上がっていますが,法務も無関係ではいられませんので,最低限の知識をアップデートせねばと購入。紙ベースの仕事は確実に減少していきそうですが,印紙とかってどうなっていくんでしょうね。

労働法のコンメンタールですね。

労働基準法については,当局の逐条解説本が定番としてありますが,本書は労働基準法・労働契約法とその他の法令の3巻構成のようですね。

一般向け

M&A業界のトップランナーの一人でもある弁護士が書いた岩波新書。一昔前はアクティビスト・物言う株主は珍しい存在でしたが,今となってはそうでもなくなってきた感じはあります(もちろん狙われた会社からすれば厄介な相手なのかもしれませんが)。

新書とはいえ,中身の詰まった本ですが,企業側の買収防衛の歴史などがよくわかる内容でおすすめです。