2022年11月発売の気になる法律書(個人的メモ)

教科書・六法
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年末に向けて積読が増えていく……。

今月は実務系が多めですねー。

学生向け

要件事実と言えば岡口判事の新刊です。

「司法試験予備試験出題形式」というサブタイトルを見てしまうと,受験生としては気になってしまいますね。

受験生では要件事実そのものを深く勉強する必要性はそれほど高くはないと思っていますが,少なくとも入門的な本を1冊くらいは読んでおくことは必要でしょうね。自分に合う要件事実本を探してみましょう。

本書は「論証ブロック」もあるので,試験前の最後の見直しによさそうな印象です。

実務向け

改訂版ですが,初版の評価も高かった1冊です。

私的整理について実務のポイント・流れを詳細に解説しています。

図表や書式も豊富で,具体的なケースも掲げているので,とても参考になります。

租税訴訟で国(国税庁)に勝つのは至難の業と言われていますが,それでもまれに逆転勝訴判決がでてマスコミをにぎわすことがあります。そういった紛争事例を集めて,そこから何を読み解くことができるのかを解き明かします。

災害という切り口で行政法分野を解説します。

近年は風水害や地震など,毎年のように大きな災害が増えていますね。災害法は公務員にとってはいまや必須の分野といえるのかもしれません。

こちらも改訂版ですが,初版の評価が高かった1冊です。

実用的な英語,解説で,あんちょこ代わりに手元に置いておきたいです。

なんとなく気になる1冊。

結構意外な業種も規制対象となっている風俗営業法。なにか事件が発生したときなど,報道でも結構コメントされたりしますね。調べもの用として。

一般向け

今月の○○六法。オタク六法です。

主に著作権まわりの解説ですね。二次創作やゲーム配信,グッズ売買などオタク活動と法律との関係をわかりやすく解説してくれます。

著者は「筋肉弁護士」としても有名ですね。